●「前向き言い換え」辞典として、ネガポ辞典が携帯用に実用化されました (2011年05月20日)
「前向き言い換え」辞典とは、言い方を換えるだけで、前向きな言い方に聞こえるように変換してくれる辞典という意味で、市立札幌平岸高校を今春卒業した女子生徒3人が作った、ネガティブな単語をポジティブな言葉に言い換える携帯電話用ソフト「ネガポ辞典」として、実用化されました。
前向きな言い方に聞こえるというのは、たとえば、「けち」という言い方だと短所に聞こえるが、「物持ちがいい」と言い換えることで長所になる、といった具合です。
この辞書が生まれたきっかけは、市立札幌平岸高校の女生徒だった3人が、「アイデアを形にすることを学ぶ」授業の中で、3人で話し合って、後ろ向きな言葉を前向きな言い方に変換する辞典を作ることにしたことからでした。
まず、国語辞典でネガティブな言葉を拾って、3人で言い換えに知恵を絞りました。たとえば「暗い」は、単純な反対語の「明るい」ではなくて、「落ち着いている」、「聞き上手」、「自分の世界を持っている」といった具合に、約300語を収録しました。
内容では、言葉を言い換えたことに加え、説明文も添えました。たとえば、「ひきこもり」は、「蝶(ちょう)になる前のさなぎ~今は栄養を蓄えている状態だが、そのうち羽化すること」といったような表現がしてあります。
完成した辞典は、世の中の人々を幸せにするアイデアを競うコンテスト「全国高等学校デザイン選手権大会」に出品し、その結果、昨年10月、562作品の中から3位に輝きました。これが、札幌市内のゲームソフト会社の協力で実用化され、5月中をめどに「iPhone」で無料ダウンロードできるようになる予定となっています。
発想がおもしろいですね。「言い換えを考えているうちに、自分の考え方までプラス思考になった」ということですが、ぜひ、作品全体を見てみたいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年05月20日 13:07