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公立高校「学習意欲と基礎学力低下」に悩み 進む土曜補講 (2011年05月16日)

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ベネッセ教育研究開発センターは、第5回学習指導基本調査(高校版)の調査結果を発表しました。公立高校の学校長及び教員に向けたアンケートから、最近の公立高校の教員の意識や通う生徒たちの実態が伺えます。

普通科高校、総合学科、専門学科を分類し、その中で普通科高校は中学時の評定順にA~Dの4つに細分化して、比較しています。普通科高校の細分化は、A(評点4.5~5.0)10%、B(評点3.5~4.0)44%、C(評点3.0)24%、D(評点1.0~2.5)22%で分かれています。

全体的に見て生徒の「学習意欲の低さ」と「義務教育レベルの学習未定着」に教員が頭を悩ませているのが8割ほどあり、週休5日制の中でも土曜日に授業を実施している学校が5割を超えています。土曜補講については成績上位校ほど実施しており、Aグループでは85%、Bグループは71%が実施しています。

教員は約7割が2週間に1回以上の出勤をしており、教員の気持ちとして、休日出勤や残業が多いことに悩みを抱えていることも判ります。大学入試を目指す生徒を多く抱える進学校ほどその傾向は強く現れています。

教員の指導官の違いでは、普通科の成績上位行と下位校で大きく差が現れました。Aグループでは「自発的な学習意欲や習慣を身につけさせる」78%に対し、Dグループでは「強制してでも学習させる」53%と過半数を超えています。また教科書の指導についてはAグループでは、教科書を最後まで扱うが60%に対し、Dグループでは12%であり、基本的な考え方を身につけさせることに重点を置いています。

高校は、生徒の志向や学力によって選択して入学しており、それぞれの学校にそれぞれの魅力や悩みがあり、それぞれの立場で先生たちが奔走されている姿が浮かんできます。

第5回学習指導基本調査(高校版):ベネッセコーポレーション



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投稿者 kksblog : 2011年05月16日 13:31


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