●現実には見えない情報を見れるAR技術で生物多様性について学ぼう! (2011年05月19日)
東京都お台場にあるソニー・エクスプローラーサイエンスでは、企画展『AR×Biodiversity~AR技術で生物多様性を学ぼう!~』が開催されています。
生物多様性について考えることを目的に、AR技術を利用して、絶滅危機にある貴重な生物や過去に絶滅した生物をみることができます。
AR技術(拡張現実感)とは、コンピュータ等を用いて現実の情景に情報を付加していく技術です。
地球上には、さまざまな環境があり、多くの生命が息づいています。いろいろな生物同士のはたらきかけによって地球に広がる大きな生命のつながりが成り立っています。しかし私たち人間の活動によって、こうした生物多様性とそれらの営みが生み出す環境のバランスにはほころびが生じています。いろいろな生物が生きていることで、私たちは生かされているという、現実にはみえない情報を、AR技術でみることができます。
例えば、絶滅の危機にある動物たちがどこに生息しているかを地球儀上でチェックしたり、それらについてまとめた「レッドリスト」も地図上で確認できます。また、過去に絶滅した生物を調べることもできます。
そのほかにも、AR技術を利用して自分のムービーを里山に合成して楽しむ「里山ARたんけん」などの展示もあります。里山の自然は多くの動植物によって支えられているので、里山にどんな動物が生息しているかを調べ、「食物連鎖」について考えることができます。
最先端の技術を利用しているところからも、生物多様性について、興味深く学べる企画展ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年05月19日 19:24