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平成22年度の新卒者の就職状況調査を公表~文部科学省 (2011年05月31日)

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文部科学省および厚生労働省が、平成22年度大学等卒業者と高等学校卒業者の就職状況調査の結果を公表いたしました。

大学等卒業者の就職率は全体で90.3%、高等学校卒業者のうち就職希望者の就職率は93.2%でした。なお、東日本大震災の被災地は除外されています。

大学等の内訳をみると、大学は91.1%、短期大学は84.1%、高等専門学校は98.5%、専修学校は86.1%となっており、いずれも昨年よりダウンし、厳しい状況となっています。男女別にみると男子大学生は91.0%、女子は91.2%。文系・理系別では、文系は90.7%、理系は93.0%となっています。

高等学校の就職率は昨年よりアップしており、男女別にみると男子は95.1%、女子は90.6%です。学科別に就職率の高い順をあげると、「工業」97.8%、「福祉」96.2%、「農業」94.9%、以下「商業」、「水産」、「総合学科」、「家庭」、「普通」、「看護」と続きます。

新規大学卒業予定者の就職環境が非常に厳しい状況であることから、文部科学省、厚生労働省、経済産業省は、未内定者を対象に「卒業前最後の集中支援」を実施。大学等のキャリアカウンセラーと大卒就職ジョブサポーターとの連携を一層促進させるなどの対策を講じてきました。文部科学省では、引き続き、関係府省と連携しつつ、学生の就職環境の改善に努めるとともに、東日本大震災により被災した学生の就職活動の支援も継続していきます。

高等学校卒業者の就職率がアップしたとはいえ、昨年の就職率が落ち込んだところからわずかに改善したという状況。平成23年度は震災の影響も就職率に大きく響いてくることでしょう。また、被災新卒者の内定取り消しの問題も抱えています。学校、企業、関係府省の情報共有により、学生たちへの就職活動の支援が十分に行なわれ、就職環境が改善されていくといいですね。


平成22年度大学等卒業者の就職状況調査:文部科学省
平成23年3月高等学校卒業者の就職状況に関する調査について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2011年05月31日 19:37


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