●環境省が「平成22年度カーボン・オフセット白書」を作成 (2011年05月04日)
地球全体のCO2排出量を抑制するための取り組みの一つ、「カーボン・オフセット」は、環境意識の高まりとともに、その名称や概要が広く知られるようになっています。身近な生活の中でも、カーボン・オフセット商品を店頭で見かけることがあります。私たちが日用品などでオフセット商品を購入することによって、その料金がカーボン・オフセットの資金として使われているのです。
環境省では、「平成22年度カーボン・オフセット白書」を作成しました。この中ではカーボン・オフセットの概要や関連制度が分かりやすく解説されているほか、海外におけるカーボン・オフセットに関する最近の動向、わが国での実際の取り組み事例などについても紹介されています。
カーボン・オフセットとは、CO2などの温室効果ガスの排出量の削減目標について、削減が困難な排出量を、他国など別の場所で余剰になっている排出量をクレジットの購入などで相殺するというものです。これだけを読むと、カーボン・オフセットとは排出削減を実施しないことへの免罪符となりそうですが、そうならないようカーボン・オフセットの定義においては、自らの排出削減努力が明確に位置づけられています。まずは削減努力を行った上で、どうしても削減が困難な量をクレジットで埋め合わせを行うのが基本要素なのです。
平成22年度カーボン・オフセット白書では、カーボン・オフセットに関する枠組みや普及のための取り組み、オフセット・クレジット(J-VER)制度に関する最近の慟哭などをイラストやグラフなどを交えて分かりやすく解説しています。また実際にカーボン・オフセットやJ-VERプロジェクトに取り組む事業者によるコラム、事例集など、具体的な取り組み事例について多数掲載しています。
カーボン・オフセットは、地球規模で環境・経済の両方を考える取り組みと言えるでしょう。オフセット商品の購入だけでなく、排出削減努力についても私たちの暮らしの中でできる取り組みへのヒントがありそうです。
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投稿者 kksblog : 2011年05月04日 07:13