●東京都の中学生職場体験報告書「わくわくWeek Tokyo」 (2011年04月04日)
だれでも一度は、小さい子どもの頃に「ごっこ遊び」で遊んだことがあるでしょう。お店屋さんやお客さん、運転手さん、先生やスーパーヒーローなど、いろんな職業になりきって遊んでいましたね。大人がやっていること、職業を真似る「ごっこ遊び」は、キャリア教育のはじめの一歩と言えるかもしれません。
東京都では公立中学校の2年生を対象に、地域の商店や事業所、民間企業、公的施設などの職場で5日間程度仕事を体験する「わく(Work)わく(Work) Week Tokyo(中学生の職場体験)」を平成17年度から実施しています。この度、平成22年度における中学生の職場体験事業の成果を報告書としてまとめました。この報告書は都内全公立中学校等や協力事業所等に配布し、平成23年度の学校における指導や、協力事業所が中学生を受け入れる際の参考資料となります。
報告書には、職場体験事業の趣旨や職場体験を通じて生徒、地域、事業所のそれぞれに期待される効果、スタートした平成17年からの取り組み内容・実績、実施要項などが書かれています。期待される効果には、生徒は働くことの意義を知ること、社会生活のルールやマナーを学ぶことができることといったこと、地域には「地域の大人達で子供を育てる」という気運の高まり、事業所には「従業員の活性化や地域への好感度アップなどが挙げられています。
この他に平成22年度の実施者に対するアンケート、協力産業団体における受け入れ事例の紹介、受け入れ事業所向けの職場体験事業ガイドラインなどが掲載されています。平成22年度はスタートして6年目になりますが、体験に参加した生徒数、受け入れ協力事業者数共に年々増えているようです。
実際の職業を体験することは、何よりのキャリア教育となるでしょう。失敗して辛かったこと、仕事が思ったより大変で疲れたこと、そして優しく受け入れてくれた人たちのこと、いろんな体験や想い出が子どもたちを素敵な大人にしてくれるでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2011年04月04日 10:58