●新学習指導要領に基づく『小学校理科の観察、実験の手引き』~文科省 (2011年04月14日)
小学校の新学習指導要領の実施に伴い、文部科学省では、指導の参考となる資料として、『小学校理科の観察、実験の手引き』を作成しました。
理科は、自然の事物・現象に親しむなど具体的な体験を通して子どもの身体的な技能や豊かな心情を育むとともに、科学的な見方や考え方の育成を図ることを目指しています。そこで、理科学習においては、「観察、実験」がとても重要な活動となります。手引きでは、観察、実験に関する基本的な内容を解説し、観察、実験の装置や器具の使用法、実験の注意点等をまとめています。
理科の教員の約5割は、理科の指導に苦手意識を感じているのが実情であることから、手引きにより、教員の苦手意識を取り除き、教員の理科の指導力を向上させることも目指しています。
小学校理科のねらいは、「問題解決の能力を育てること」、「自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図ること」にあります。児童が自然の事物・現象に触れ、そこから問題を見いだし、自らもった予想や仮説の基に観察、実験などを行い、結果を整理し、考察し、結論として科学的な見方や考え方をもつようになる過程が、「問題解決」の過程で、このような過程の中で問題解決の能力が育成されます。また、あらかじめ児童がもっている自然の事物・現象についてのイメージや素朴な概念などを出発点としながら学習し、新しいイメージや概念などを科学的に更新していくことで、理解を深めていくことが大切です。
国際的にみると、日本の子どもたちの理科の学習に対する意欲は低いのが現状。新学習指導要領に基づいた理科学習で、理科に対する意欲を増進させることにつながることが期待されますね。
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投稿者 kksblog : 2011年04月14日 21:45