●家族と食卓を囲む人は「一緒に食事をする」ことのメリットを感じている (2011年04月13日)
内閣府では食育推進についての取り組みや調査を行っています。この度、最新の調査結果である「食育の現状と意識調査」報告書が内閣府の食育推進に関するホームページに掲載されました。平成22年12月に全国の20歳以上を対象に行われたもので、食育への関心度や日常の「食」について調べています。
報告書によると、食育に関する周知度は74.0%、関心度は70.5%で、平成21年度に行われた前回調査と同程度という結果が出ています。朝食をほとんど毎日食べる、という人は85.3%で、これも前回とほぼ同じでした。また近年のうちに朝食を食べる頻度が増えた人は、体調や気持ちが良くなったと肯定的な変化が感じられているようです。
「食育」を知っているか、また関心があるかについては、女性において知っている・関心があると答えた人が多くなっています。食育について「言葉も意味も知らなかった」と答えたのは全体の26.0%ですが、性別で見ると男性が多く、また高年齢層で多くなっています。関心については大都市圏で高くなり、女性の30代から60代で関心を持つ人が多くなりました。
朝食を家族とほとんど毎日一緒に食べる人は50.1%、夕食を家族とほとんど毎日一緒に食べる人は56.5%でした。また食事を家族と一緒に食べる人は、一人で食べることに比べて食事の楽しさや栄養バランス、規則正しい時間に食べるといったメリットがあると感じている人が多くなりました。
噛み方、味わい方といった「食べ方」に関心があるという人は70.2%で、関心が高い人ほど朝食を毎日食べる、バランスの良い食事をする、メタボリックシンドロームの予防や改善といったことを実践しています。
毎日の食事が心身共に健康な生活と密接に関係していることは、知識として、実感として知っている人が多いでしょう。忙しくても適当に済ませたり食事を抜いたりしてしまわないよう、自分以外の家族や友人、同僚などと一緒に食事をすることを心がけてみてはどうでしょう。毎日の食事の時間が義務的なものから楽しいひとときになりそうですね。
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投稿者 kksblog : 2011年04月13日 22:35