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生徒指導主事を中心にした役割連携の推進の手引 小学生編・高校生編 (2011年04月08日)

tebiki_110408.JPG国立教育政策研究所のホームページに、生徒指導に関する手引書「生徒指導の役割連携の推進に向けて−生徒指導主事に求められる具体的な行動−」の小学校編、高等学校編がPDFファイルとして掲載されています。

これらは平成22年3月に発行された「中学生編」を踏まえて作成されたもので、生徒指導主事の行動に焦点化したものです。ただし小学校の場合は生徒指導主事が法制上必要とされていないため、中学校や高等学校の生徒指導主事に求められている役割を、主となる担当者が担いつつ、教頭、生徒指導主任等。教務主任、学年主任などが役割を分担することが必要という考えを基本にしています。

この中では、生徒指導の実践・評価サイクルを1.実態把握 2.方針の明確化 3.取組の3段階に分けられています。さらにその中で行動の分類、基本的な行動例およびそのヒント、ヒントに関連するコラムが掲載されています。小学生と高校生では生活のリズム・サイクル、行動範囲や意識などに違いがありますが、指導をする上で情報収集をしてそれを集約する、教頭や校長、その他教職員との報告・連絡・相談に努め、問題点を明らかにする、その上で具体的な取り組みを考え、周知の下に行動するという流れは同様です。

それぞれ3つの段階の中心となるのは「実態把握」は生徒指導主事、「方針の明確化」は校長、「取り組み」は教職員全員、とされています。この3段階の中で生徒指導における「合意形成」を達成するために生徒指導主事には「調整力」が求められていることを常に意識することが大切であるとされています。

主となる職員を核として、教職員が連携して生徒指導にあたることで適切な指導に繋がるのではないでしょうか。生徒指導主事または主担当者が読むのはもちろん、全ての生徒に関わる教職員にとっても参考になりそうです。

「生徒指導の役割連携の推進に向けて-生徒指導主事に求められる具体的な行動(高等学校編)-」:国立教育政策研究所
「生徒指導の役割連携の推進に向けて-『生徒指導主担当者』に求められる具体的な行動(小学校編)-」:国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2011年04月08日 11:48


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