●「ノー電子メディアデー」にチャレンジした家族 8割が「よかった」と思う (2011年04月13日)
広島市では、「青少年と電子メディアとの健全な関係作りに関する条例」が2008年7月に施行されています。テレビやゲーム、インターネットなどの電子メディアは、さまざまな恩恵をもたらす一方で、長時間の利用や、青少年がネット犯罪に巻き込まれるきっかけになるなどの弊害があることから、青少年が電子メディアと上手につき合い、モラルやマナーを持って情報を正しく活用できる青少年の育成を目指すことを目的としています。
この条例の基本方針の一つに「電子メディアに過度に依存する青少年を電子メディアから引き離すこと」があります。これを目的として平成22年度にノー電子メディアデー推進事業「家族でチャレンジ メディアコントロール」を実施し、事業成果を確認するためのアンケートを行いました。これによると、ノー電子メディアデーが「とてもよかった」「よかった」という回答の合計は全体の82.2%にのぼった一方で、チャレンジ後、行動や会話などに「変化はない」との回答が72.7%でした。
チャレンジに参加したのは中学生を除く15歳以上が半数近くと最も多く、次いで小学校1〜3年生、小学校4〜6年生の順でした。チャンレンジ下電子メディアはテレビが8割以上と最も多く、次いでビデオ・DVD、パソコン、据え置き型電子ゲーム、携帯型電子ゲームと続きます。これはいずれか一つの家族もあれば、複数のメディアについてチャレンジしている家族もありました。
またチャレンジする期間についてコースがあり、1日のグリーンコース、5日間のイエローコース、2週間のレッドコースが設定されています。71%がグリーンコースでしたが、レッドコースにチャレンジした家族も3%いました。またチャレンジ中も「朝のニュースは除く」「宿題で使うときは除く」「ラジオは聞いて良い」などの特別ルールを設定している家族もあり、朝のニュースについては45%が許可されていました。
このチャレンジによって「変化があった」家族では、「会話が増えた」という回答が最も多く見られました。その他「行動が早くなった」「時間を決めてゲームをする」などの時間の活用、「テレビを見終わったら消すようになった」「まめに電気を切るようになった」といった節電を意識する行動も見られています。
現代の生活の中で電子メディアを切り離して生活することは困難ですが、依存しないよう使い方を考え、日常をチェックすることで、役立つツールとして共存していけるでしょう。大人も子どもも、メディアと上手につき合っていきたいですね。
« 「新学習指導要領・生きる力」の保護者用パンフレットを公開~文部科学省 | トップページへ マクロミルが、2012年度新卒採用を目的とするFacebookページを開設 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2011年04月13日 10:20