●学校で動物を飼っている?小学校は8割、中学校では2割 ベネッセアンケート (2011年04月01日)
校庭の片隅に、ウサギやチャボ、小鳥などが飼われている飼育小屋がある小学校は少なくないのではないでしょうか。また池では鯉などの魚が泳いでいたり、どこからともなくカエルが卵を産み付けていったりと、飼っているつもりのない動物まで住み着いていたりします。
Benesse教育情報サイトでは、幼稚園児・保育園児〜中学生の子どもを持つ保護者を対象に「学校やクラスでの動物の飼育」をテーマにアンケートを行いました。その結果、学校で動物を飼っている子どもは約半数にのぼっていました。学校の種別にみたところ、幼稚園・保育園では約6割が動物を飼っていて、小学校では8割以上が何らかの動物を飼育しています。しかし中学校になると「飼っていない」という回答が8割以上となりました。
どんな動物を飼っているかについては、幼稚園・保育園と中学校では「魚」が最も多くなりました。金魚やメダカなどの小型の淡水魚なら、屋内の水槽でそれほど場所をとらずに飼えますし、世話もそれほど大変ではありません。これに対して小学校で最も多かったのは「ウサギ」で53%が「飼っている」と答えていました。ウサギは小型でかわいらしく子どもたちに人気がありますし、大きな鳴き声を発しないので近隣に迷惑をかけることもありません。
一方、学校全体ではなくクラスで動物を飼育しているかについては、小学校でも約3割にとどまっています。飼っている動物も「魚」が最も多く、次に「カメ」「カブトムシ・クワガタ」と小型の水槽や虫かごで飼えるものとなっています。
その動物の世話は誰がしているのかという質問には、学校で飼っている動物では「大部分は子どもたち」が約45%、「子どもたちと大人(職員)半々くらい」と合わせに関わる割合を見ると約7割が、飼育に子どもたちを関わらせていることが分かります。またクラスで飼っている場合は世話の大部分は子どもたちが行っていることが多くなっています。
学校などで動物を飼うことは、生きものが暮らす環境を整える、餌を与える、排泄物を片付けるなどの「お世話」が必要になります。それは自分ではない「生命」に責任を持つことであり、自分以外のもののために働くことを学ぶ機会にもなります。小学生は視野が広がり、いろんなことができるようになる、吸収していく時期です。そこで動物を飼う、お世話するという経験は将来への素晴らしい糧になりそうですね。
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投稿者 kksblog : 2011年04月01日 15:07