●パンダ訪日記念! 国立科学博物館で上野動物園の歴代スターが大集合 (2011年03月10日)
2月21日、中国から2頭のジャイアントパンダが日本に到着しました。式典と一般公開(午後から)は3月22日(火)の予定です。2008年4月にリンリンが死亡して以来、3年近く上野動物園にはパンダが不在でしたが、また上野で愛らしい姿を見られるのが楽しみですね。
上野動物園と同じく、上野公園内にある国立科学博物館では、3月19日(土)から5月30日(月)までの期間、ウェルカム・パンダ記念 科博標本動物園—上野動物園の歴代スター大集合—を開催します。国立科学博物館には多数の哺乳類の標本がありますが、その中で300点を超える標本が上野動物園から提供されています。その中からジャイアントパンダの親子達、アジアゾウをはじめとする上野動物園歴代スターの標本が公開されます。
上野動物園で死亡した動物は、研究のために国立科学博物館に行くことがよくあるのだそうです。上野動物園で3頭のパンダのパパ・ママになったフェイフェイ・ホァンホァンも死亡後国立科学博物館に行きました。パンダの手には笹などを上手く支えるために「第6の指」と言われる「偽の親指」があると考えられていましたが、2頭の手を調べたところ、その指はものをつかむために自由に動かすことはできないこと、ものを握るためにはもうひとつの「第7の指」が関与していることが発見されたのです。
今回の展示では、このような上野動物園と国立科学博物館の共同研究の成果、また標本資料の収集・保存の重要性、動物園と博物館の連携の意義と重要性についてといったことに焦点が当てられます。100以上前に上野動物園で飼育されていた貴重なアジアゾウの全身骨格や、ジャイアントパンダの剥製・骨格のローテーション展示などが見どころです。展示は動物園風の雰囲気で、さまざまな角度から標本を観察できるようになっています。
動物園というと、子どもが普段見ることのできない動物を見て楽しむレジャースポットというイメージが強いかもしれませんが、野生動物の生態を研究する研究機関でもあります。上野動物園は博物館が近在するという、研究にはとても恵まれた立地と言えますね。この展示を見てから動物園に行くことで、動物たちの姿がより面白く感じられるかもしれませんよ。
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投稿者 kksblog : 2011年03月10日 16:13