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●国立天文台により、誘発的星形成の解明の手がかりが発見されました (2011年03月09日)
国立天文台野辺山宇宙電波観測所の島尻芳人研究員、川辺良平教授等を中心とする国際研究チームは、質量の大きい星(大質量星)から放出された紫外線などがオリオン座分子雲における星形成を誘発している可能性があることを発見しました。
オリオン座分子雲は、地球から1300光年ほどの場所にあり、多くの星が今現在生まれている場所として有名です。研究チームは、この場所に対し、野辺山45m電波望遠鏡、および南米チリにあるアステ望遠鏡を用い、これまでにない広い領域の観測を行ないました。
この観測によって、星が生まれるもととなるガスの塊(分子雲コア)と周辺環境との関係を詳細に調べることとなり、その結果、大質量星から放出された紫外線などが、オリオン座分子雲内での星形成を誘発(誘発的星形成)している可能性があることが分かりました。
誘発的星形成は、超新星爆発、大質量星からの紫外線、双極分子流などが周辺のガスの塊(分子雲、分子雲コア)と衝突することにより、星形成を誘発・促進するメカニズムと、考えられています。
この誘発的星形成は、大質量星の形成、星団形成といった様々な星形成の形態に関連していると考えられているので、誘発的星形成は星形成のメカニズムを知る上で非常に重要な過程だといえます。
星は、眺めるだけのものではなく、地球上の色々な問題を解決するために観測するものであることが、よくわかりますね。
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投稿者 kksblog : 2011年03月09日 23:20
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