●はしかと風しんの予防接種を勧奨するためのリーフレットを作成~文科省 (2011年03月09日)
文部科学省が、厚生労働省とともに、中学1年生及び高校3年生を対象とする、はしか(麻しん)・風しんの予防接種を一層勧奨するためのリーフレットを作成しました。
文部科学省は、平成20~24年度に実施されているはしか(麻しん)・風しんの予防接種について、厚生労働省と協力して、対象学年の生徒および保護者に対する啓発活動を行なっています。平成23年度は、TBSの協力を得て、日曜劇場「JIN-仁-」とのタイアップ・リーフレットを作成し、全国の中学1年生及び高校3年生に対して配布します。
はしか(麻しん)にかかると、肺炎や脳炎を引き起こすことがあり、1000人に1人程度の割合で、命を落とすことがあります。さらに、10年ほどたってから「亜急性硬化性全脳炎」という重い脳炎が10万人に1人の割合で発生することが知られています。
風しんは、妊婦さんが妊娠初期にかかると、おなかの赤ちゃんが感染し、心臓に病気になったり、目や耳に障害を生じる「先天性風しん症候群」になることがあります。
はしか(麻しん)や風しんを予防するには、麻しん風しん混合ワクチンを接種することです。なお、はしか(麻しん)にかからないようにするには、2回の接種を受けることが大切です。
予防接種の費用は、一般には1万円から2万円程度かかりますが、対象学年は住んでいる市区町村が負担してくれます。
医療・福祉や教育・保育関係などの職業に就く人には、自らが感染源にならないよう、はしか(麻しん)や風しんに対する免疫を持っていることが求められるので、2回の予防接種は済ませておかなければなりません。また、万が一外国ではしかになると、感染の拡大防止のため、発症した本人の移動制限だけでなく、同行者の移動も厳しく制限されることがあります。
ワクチン接種で、大切な命を守ることができます。今、接種の安全性が問われているワクチンもありますが、はしかや風しんの予防接種については、費用の助成があるときに受けておくと安心ですね。
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投稿者 kksblog : 2011年03月09日 16:22