●陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)データを用いた「ブータン氷河湖台帳」公開 (2011年03月09日)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の観測データを用い、初めて10m精度の「氷河湖台帳(インベントリ)」を作成、ホームページで公開することとなりました。
この製作された台帳は、高精度に調査したブータン王国における最新の氷河湖の情報(緯度経度、面積、長さ、幅、標高等)です。この台帳により、現在、現地で深刻な問題となっている氷河湖決壊洪水(GLOF(グロフ))の対策や、危険度の評価への利用が期待されるとしています。
JAXAのホームページでは、これらの活動を行っている国連や関係機関から早期公開の要望が高いことから、ブータン中央部に位置するマンデ川流域の氷河湖台帳が先行公開されます。マンデ川本流域内では、93の氷河湖を抽出しており、氷河湖の総面積はおよそ903万平方メートル(東京ドーム約190個分)、氷河湖の平均長さ395m、幅280mとなっています。
ブータンやネパールといったヒマラヤ地方では、氷河から融け出した水分によって湖(氷河湖)を形成していますが、近年この拡大が急速に進んでいると言われます。
氷河湖は自然の岩や瓦礫からなる堤状の地形(モレーン)によって堰き止められているため、いつ決壊するか分からない状況であり、下流で生活する人々の安全を脅かしています。しかし、どのくらいの大きさの氷河湖が、どのように分布しているのか>が、正確に把握されていないのが現状です。
こうした地球上の問題を把握するためにも、JAXAの活動は大切な役割を果たしていることが、よくわかりますね。
内容について、詳しく書かれていますので、ぜひ、JAXAのホームページをご覧ください。
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投稿者 kksblog : 2011年03月09日 13:02