●森の「聞き書き甲子園」のフォーラム開催とドキュメンタリー映画公開 (2011年03月07日)
林野庁・文部科学省・社団法人国土緑化推進機構・NPO法人で共催しているプロジェクト『森の“聞き書き甲子園”』のフォーラムが3月27日に江戸東京博物館にて開催されます。また、ドキュメンタリー映画『森聞き』も公開されました。
「聞き書き甲子園」は、日本全国の高校生が造林手、炭焼き、木地師など、森と関わるさまざまな職種の名手・名人を訪ね、知恵や技術、人生そのものを「聞き書き」し、記録する活動です。「聞き書き」とは、話し手の言葉を録音し、一字一句すべてを書き起こして、ひとつの文章にまとめる手法のこと。フォーラムでは、今年度の聞き書き甲子園について、作家の塩野米松さんや阿川佐和子さんらが、参加した高校生から話を聞きます。
映画『森聞き』は、4人の高校生が、それぞれ日本各地の山村に暮らす「森の名人」と呼ばれる老人たちを訪ね、人生と技を聞き書きします。宮崎県の焼き畑農家、北海道の木こり、富山県の合掌民家のかやぶき、奈良県のスギの種取りの名人たちの言葉に、進学、就職、今まさに人生の岐路に立つ高校生たちの魂が揺さぶられていくさまを記録したものです。
「聞き書き甲子園」は、2002年、社団法人国土緑化推進機構がスタートした「もりのくに・にっぽん運動」の関連プロジェクトとして実施されるようになり、2010年度からは、「海・川の名人」への聞き書きを行う「海・川の“聞き書き甲子園”」も水産庁などの協力により開催。森や海、川の自然とともに、そこに暮らす人々に思いを寄せながら、これからの持続可能な社会のあり方を考える視点を高校生が学びとってくれることが期待されています。
自然とともに生きていく知恵や技が次世代につながるように、高校生たちがこのような活動に積極的に参加する機会が増えるといいですね。
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第9回 『森の「聞き書き甲子園」』を開催~林野庁
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投稿者 kksblog : 2011年03月07日 11:04