●市民が災害情報の発信元「ちば減災プロジェクト」が公・民コラボでスタート (2011年02月15日)
民間気象情報会社のウェザーニューズ社は、気象情報の配信などの他に、広く一般のユーザーを登録し、リアルタイムの気象情報を集めたり、気象やそれに関する事柄についてのアンケート調査を行ったりといった、ユーザー参加型の事業を行っています。「ゲリラ豪雨」や「花粉」などについて、活きた情報を集めることによってよりライブ感のある情報提供をすると共に、参加しているユーザーが気象変化について意識を高めているようです。
ウェザーニューズと千葉市は、千葉市民の自助・共助活動を支援する「ちば減災プロジェクト」を2月2日より開始しました。市内で観測された情報や、市民から送られてくる災害リポートを専用の携帯・インターネットサイトでリアルタイムに反映し、市民自らが自分に必要な減災情報をいつでも入手できる、減災情報サイトを展開します。
「ちば減災プロジェクト」では、市民が気象災害に関する被害情報を「減災カード」として送ることができます。例えば道路が冠水している、自転車が倒れるほどの風が吹いている、といったことを送ると、それらは貴重な被害データとして蓄積され、被害発生時の気象条件との関係を記録して「ちば減災プロジェクト」マップ内で公開されます。マップ上では報告のあった地点にカードのアイコンが表示され、クリックすることでその被害の詳細を見ることができます。
また過去と同じ被害を出さないために、過去の被害事例と同様の気象条件になったとき、あらかじめ登録されたメールアドレスに減災情報が送られてくる「減災メール」サービスもあります。利用の際にはウェザーニューズ社が過去の気象災害の傾向から分けられたエリア区分や、住所から登録することができます。
「ちば減災プロジェクト」のコンテンツは全て無料で利用・閲覧することができます。これまでに行政が行ってきた減災への取り組みに加え、市民参加型の取り組みを実施することで、個人や地域コミュニティでの減災意識を高め、気象災害による被害を少しでも軽減することが期待されます。今回スタートするのは千葉市民に特化したプロジェクトですが、今後も同社は全国への自治体へ参加を呼びかけ、減災活動の輪を広げていく予定です。
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投稿者 kksblog : 2011年02月15日 02:57