●今後の「国立青少年教育施設」の在り方についての報告書~文部科学省 (2011年02月14日)
現在、都市化や核家族化、少子化等の社会環境の変化等に伴って、青少年の日常生活においての体験活動の機会が減少していると言われ続け、久しい状態です。
体験活動の促進は、学校教育法や社会教育法にも規定されており、青少年の健全育成、および人格形成のために必要不可欠なものです。
近年の調査研究によると、子どもの頃の体験が豊富な人ほど、やる気や生き甲斐を持っているケースが多いこと、そして、家庭の経済格差から、体験に対する格差も生まれ、それが学力格差などにも繋がることなどが、わかってきています。
そういったことから、体験活動は青少年が成長する過程において、重要な役割を果たしていることが明らかになっています。
さらに、平成23年度から順次全面実施される新学習指導要領においては、学校教育における自然体験活動など、各種体験活動の充実が求められています。
こうした状況とともに、日本の青少年の体験活動を支えてきた公立青少年教育施設の数が、急速に減少していること、また、指定管理者制度の導入によって、人件費の削減が進んでいること、体験活動における指導技術の伝承や向上が課題として指摘されていること、などを考えると、国立青少年教育施設が果たす役割は、より重要性を増してきていると、いえます。
こういったことから、国立青少年教育施設の在り方についての検討会が開かれ、その報告書として、文部科学省のホームページ内に、資料が掲載されています。
将来のこととなると少し遠いことのようですが、現在の子ども達にとっての環境が、より子ども達の将来のために繋がっていくよう、社会全体で整えていきたいですよね。
« 自然の恵みを体験する「TaKaRa田んぼの学校2011」参加者募集中 | トップページへ キャリア教育推進のための教育委員会の役割は?~国立教育政策研究所 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2011年02月14日 18:47