●太陽によく似た恒星に6つの惑星「ミニ海王星」を新発見~NASA (2011年02月14日)
米航空宇宙局(NASA)により、宇宙望遠鏡ケプラーの観測で、太陽と非常によく似た恒星「ケプラー11」を周回する6つの系外惑星が発見されました。研究チームは「ミニ海王星」たちと名付けています。
6つの惑星のうち、5つは中心の恒星に非常に近く、太陽と水星よりも接近した関係にあります。残り1つは多少距離を置くが金星の軌道より近い位置にあります。
ケプラーチームの一員でアメリカにあるカリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)リック天文台に所属する天文学者ジョナサン・フォートニー氏は、「ケプラー11の惑星系は今までで最も密集している」と話しています。
新惑星はどれも比較的小さく、半径は地球の2.0~4.5倍ですが、質量が驚くほど軽いため、ガス惑星と考えられます。密度計算によると、外側の4つは水素とヘリウムの厚い大気に覆われているそうです。また、恒星に近い2つは密度が高く、大気のほとんどが水蒸気で、水素とヘリウムで薄く覆われた状態と推定されています。
「1つの恒星に多数の惑星が存在すれば科学的な比較が可能になる。惑星の進化の多様性に関して理解が深まるだろう」とフォートニー氏は期待しています。
フォートニー氏の研究チームは、ケプラー11が定期的に減光する6パターンを観測しました。「地球から約2000光年離れたケプラー11は太陽とほとんど同じ大きさ・温度・明るさで、まるで双子のようだ」と語っています。
今回のNASAの発見により、宇宙が少しずつ解明されていくような気がします。まだまだ壮大な謎を持つ大宇宙ですが、子どもたちとの会話の中にこうした最新の情報を織り交ぜてあげてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年02月14日 17:05