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子連れのお出かけは「気分転換のため」 乳幼児の子育てレポートより (2011年02月13日)

oyako_110209.jpgベビーカーに赤ちゃんを乗せてお出かけしているママさん、微笑ましい光景ですね。でも「子育てって大変」と特に経験者が口を揃えて言うように、子育てにはいろんな悩みや苦労がつきものです。

株式会社ベネッセコーポレーションの、ベネッセ次世代育成研究所では、2010年9月に0〜2歳児をもつ母親を対象に、その母親の生活の様子、子育て支援の状況を調査しました。調査地域を首都圏(東京駅から40km圏内の市町村)と地方市部(東京駅から40km圏、大阪駅から30km圏、名古屋駅から20km圏を除く、中核市、特例市、人口120萬以下の政令指定都市)に分けて、その結果を比較しています。

生活の中で、「お出かけ」とも呼ばれる母子での外出について、94.8%の母親が、平日に子どもと外出しており、特に首都圏では「週に5日(全ての平日)出かける」と回答した比率が高くなっています。ここで、保育園などの通園は「お出かけ」にあたりませんが、途中の寄り道は「お出かけ」にあたります。またお出かけの同行者については、いずれの地域でも「いない」という答えが多くなりました。地域差が出たのは「ママ友親子」で、首都圏の方がママ友との外出が多いようです。

外出の理由は「用事がある」「子どもの気分転換」が多く、「自分のストレス発散」「外遊びは大切だから」と続き、母子共に外出で気分転換をしているようです。それでも子どもが小さいうちは、家で過ごす時間が多くなりがちですね。22.1%の母親が、平日に自宅で母子だけで過ごす平均時間が「15時間以上」と回答しています。これは地方市部より首都圏の方が高く、背景に父親の平均帰宅時間が首都圏の方が49分遅いということがあると考えられます。

また首都圏では祖父母からの日常的な手助けが少なく、子育て支援の場やイベントの活用頻度が高い、という結果が出ています。逆に地方市部では地域の中に、子ども同士を遊ばせながら立ち話をするような間柄の人が少ない傾向が見られました。首都圏では身内の支援が少ない分、ママ友や子育て支援を活用し、地方市部では子育てを通じた付き合いが少ないが、祖父母を頼る人が多い、という傾向があるようです。

子育てに関して、それぞれの地域の弱点を補うような方法を見出して、母親達は子育てを楽にする工夫をしているようです。でももっと母子に優しい、子育てに直接関わっていない人たちや、子育て中の父親、それに関わる人や企業が子育てに協力できるような社会になるといいですね。

首都圏・地方市部ごとにみる乳幼児の子育てレポート|ベネッセ次世代育成研究所



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投稿者 kksblog : 2011年02月13日 19:06


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