●2050年までに世界のエネルギー需要を再生可能エネルギーで供給できる? (2011年02月13日)
WWWFジャパンにより、『エネルギー・レポート~2050年までに再生可能エネルギー100% :The Energy Report - 100% Renewable Energy By 2050』が発表されました。
このレポートは、2050年までに世界のエネルギー需要をすべて再生可能エネルギーで供給することが、経済的にも技術的にも可能であるという研究結果をまとめたものです。
シナリオでは、2050年までに、(1)世界全体および各部門でエネルギー需要をどこまで減らすことができるか (2)その需要に見合ったエネルギーを、持続可能な形で供給することができるか が検討されました。
具体的には、以下の5点が考慮されています。「省エネルギー策の徹底により、世界のエネルギー需要を減らす」「需要側の各部門(産業、建築物、運輸)で電化を進める」「持続可能な再生可能エネルギー源でまかなう」
「電化が難しい部分(熱、燃料用途)は、その他の再生可能エネルギー源でまかなう(太陽熱等)」「バイオマスエネルギーは最後の手段とし、他の再生可能エネルギー源でどうしてもまかなえない部分に利用する」
その結果、エネルギー需要については、2050年には2005年よりも15%削減が可能であることが示されました。これは、これまで発表されたどのシナリオよりも野心的な数値となっています。現在ある技術をベースに、その需要に対して、95%を再生可能エネルギーで供給することが可能であるという結果が得られました。
残りの5%は今後誕生する新たな技術にゆだねていますが、化石燃料や原子力、旧来型バイオマス(薪炭材など)は、太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスといった多様な再生可能エネルギー源を組み合わせることによって、ほぼ完全に代替することができます。また、これによりCO2の排出量は、2050年に80%以上削減されるという結果になりました。
エネルギーについての具体的な試算が発表されました。子どもたちの未来を守るためにも、まずは自分たちにできることから始めてみませんか?
« 日本の文化財や伝統文化を学べる子ども向けサイト『子ども文化教室』 | トップページへ 企業の採用のあり方と学校教育への貢献を調査~経済同友会 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2011年02月13日 11:41