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フィルタリングは知っていても利用者はその半数?パソコン学習にかかる調査 (2011年02月08日)

pc_110208.jpgインターネットを利用したeラーニングや、CD-ROMなどを使った学習教材など、子どももパソコンを使って学習する機会が増えています。しかしインターネットに接続できるパソコンを使って学習するには、ネットトラブルへの対応を講じる必要があります。

株式会社秀英予備校と、情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社は、共同で「パソコン学習にかかる調査」を実施、その調査結果の一部を公表しました。これによると、子どものパソコン利用環境において、子ども専用パソコンを持つ家庭は15%、家族と共有しているのは72%でした。

子どもがパソコンを利用する目的の第1位は「ゲームなどの遊び」が50%、「学習のため」は34%と、学習より趣味に使っている機会の方が多いようです。インターネットを使ったパソコン学習に興味を持つ保護者は67%と多い一方、それに期待する内容は「授業を休んだときの補講の役割」が63%で、パソコン学習はメインではなく通常の授業を補うものとして期待されているようです。

またネットを使った学習の不安点としては、「効果がどれくらいあるのか」ということを半数以上の保護者が気にしており、他に「パソコン(ネット)のやりすぎ」、「有害サイト閲覧」などが挙がっています。その不安の解消方法としては「常に保護者の目の届くところで使用させている」と答えた保護者が圧倒的に多くなりました。フィルタリングソフト、サービスについては76%が認知しているものの、利用しているという回答は32%にとどまっています。

パソコンはすっかり子どものいる家庭にも浸透し、子どもが自分で操作する機会も増えています。これに応じて、インターネットなど安全面に不安を感じるものの、対応策は「親の目」が未だ主流であり、フィルタリングで積極的にブロックしている家庭はまだ少ないようです。パソコンを子ども専用ではなく家族と共有していることも、フィルタリングを積極的に実施しない理由の一つかもしれません。

パソコン・インターネットは便利な反面、問題や危険も多いところです。子どもがパソコンに向かっている間、保護者がずっと横に付いているのも難しいでしょう。これからeラーニングが普及していけば、セキュリティやネットトラブルへの対応がもっと求められることになるでしょう。子どもがパソコンを使う家庭では、もっと積極的に対策を考えるべきときなのかもしれませんね。

秀英予備校とデジタルアーツ、「パソコン学習にかかる調査」結果を発表



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投稿者 kksblog : 2011年02月08日 03:09


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