●節分行事といえば、「豆まき」よりも「恵方巻」 (2011年02月03日)
3大都市圏における、昨年の節分行事の実施率として、「恵方巻を食べた」という人が、「豆まきをした」という人が、上回っていることが、わかりました。
この調査は、生活総研が行ったもので、生活者の意識や行動の変化から、将来の価値観や欲求の行方を予測するために行っているものです。
調査は、同じ条件の調査地域・調査対象者に対して、同じ質問を繰り返し投げかける定点観測型のアンケート調査「生活定点」として2年に1度、行われます。今回の調査では、節分行事の実施率について、「生活定点」調査の分析から、いくつかの発見として、ホームページに掲載されています。
「最近1年間に行った年間行事は?」という質問に対し、全体では、「恵方巻を食べた」という答えが47.6%で、「豆まきをした」という答えが43.7%でした。
3大都市のそれぞれの割合は、以下のようになっています。
首都圏では、「恵方巻を食べた」が36.5%、「豆まきをした」が44.5%でした。名古屋圏では、「恵方巻を食べた」が51.9%、「豆まきをした」が43.3%でした。阪神圏では、「恵方巻を食べた」が70.7%、「豆まきをした」が42.1%でした。
「恵方巻」率は、発祥の地の阪神圏では、 「恵方巻を食べた」が最も高くて、首都圏の約2倍、名古屋圏においては2人に1人が「恵方巻を食べた」と回答しており、首都圏では「恵方巻を食べた」が3人に1人と、西高東低の結果となりました。とはいえ、今や「恵方巻」は、阪神圏のみならず、名古屋圏、首都圏にも勢力を拡大していることがわかります。
日本ならではの年間行事は、家族のコミュニケーションのよい機会となっているのでは、ないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年02月03日 20:34