●大学内でも自宅でも同じPC環境利用を実現するソリューションを提供 (2011年02月26日)
(株)日立製作所が、大学向け情報ソリューション『大学向けクラウド型仮想デスクソリューション』の提供を開始しました。
大学内に設置したサーバーに用意された仮想的なPC環境に学生や教員がネットワークを介してアクセスし、その仮想PC上のOSやアプリケーションを利用できる学内クラウドコンピューティング環境を構築するためのソリューションです。これにより、学生や教員は大学内のPCだけでなく、自宅のPCやタブレット端末からでも、ネットワークを介して大学内と同じPC環境を利用できるようになるため、研究や学習を自宅などで行なうことが可能になるなど、学習環境の大幅な向上が期待できます。
近年、大学ではPCを利用した授業や実習の割合が高まってきています。そのため学生に対して、より充実したPC環境を提供することが重要になっていますが、授業で利用する特定のOSやアプリケーションを搭載したPCのある教室が空いていないために実習時間を減らさなくてはならない場合や、高額なソフトウェアが必要となる演習を学生が自宅などで自習できないといったケースがあるのが現状。また、大学のシステム管理者は、複数キャンパス内の教室や研究室に設置されたPCに対して、1台ごとにソフトウェアの更新や入れ替えを実施するなど管理作業に多くの時間と費用が費やす場合が多く、効率的なPC環境の構築に向けて対策が求められています。これらの課題を解決するためのソリューションとして開発されました。
さらに、構築した学内クラウド環境を大学内でより効果的に利用するための機能も提供。具体的には、教職員向けの機能として、各種アプリケーションなど講義で使用する環境を有した仮想PCの必要台数を一括で予約できるブロック予約機能を提供し、講義などでのPC環境の利用をサポートします。学生に対しては、自宅のPCなどからWebブラウザ上で事前に学内クラウド環境の利用予約をすることにより、手元にあるPCから仮想PCをネットワークを介して利用できる遠隔予約機能を提供します。
また、日本の大学ならではの機能も。遠隔予約機能には、携帯電話からのアクセス可能な予約機能や、PCを起動せずに仮想PCの利用予約を可能にしたり、英語での画面表示を、日本語・中国語に切り替えられるマルチリンガル機能などを備えています。
大講義室で講義を受け、ノートをとるといった大学の授業スタイルからはずいぶん変わって情報化が進んでいますね。学生の利便性が向上し、管理や運用コストは低減される環境の提供は、これからの大学に必要不可欠ですね。
« 「教育の情報化」推進フォーラム、3月4・5日に開催 | トップページへ 知育玩具、遊具、家具など子ども目線で開発された製品やデザインプランを紹介 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2011年02月26日 11:40