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12月末時点の高校卒業者の就職状況 前年同期より3.1ポイント上昇 (2011年02月22日)

card_110222.jpg文部科学省では、高校卒業予定者の就職状況について調査しています。状況を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得るのが目的で、この度平成23年3月高校卒業予定者における、平成22年12月末現在の状況をとりまとめ、公表しました。

この調査結果によると、就職内定率(就職内定者の就職希望者に対する割合)は昨年度の同じ時期より女子、男子共にやや上昇しているようです。学科は「工業」の内定率が最も高く、これに「福祉」「情報」と続いています。工業科の就職に関する強みは伝統的ですが、「福祉」「情報」で就職内定率が高くなっていることは、時代のニーズを反映していると言えそうです。

具体的に見てみると、全体の就職内定率は77.9%と昨年の同期から3.1ポイント上昇しています。男女別では男子が82.4%、女子が71.4%とやや男子が高いものの、昨年からの上昇は男子2.7ポイント、女子2.9ポイントと女子の方がわずかですが大きくなっています。

都道府県別では、就職率の高い順に「富山県」、「福井県」、「石川県」と北陸地方の県が並んでいます。逆に低い順では「沖縄県」、「北海道」、「宮城県」と比較的国内の端にある名前が挙がっています。就職率の高い3県はいずれも90%を超えていました。

高校の卒業予定者の全体数は約107万人で、このうち就職を希望している生徒は約18万4千人、就職内定者は約14万3千人です。残りの約4万1千人が就職内定に至っておらず、男女比は男子約1万9千人に対し女子約2万2千人と、男子より女子の方がやや多くなっています。

この調査は今年度において10月末時点に続く2回目であり、次回は平成23年3月末の最終的な状況を調査し、結果を5月ごろに発表する予定となっています。前年に比べて内定率が上昇しているということで、喜ばしい結果です。まだ決まっていない生徒たちにも、希望を持って社会へと踏み出せるよう、エールを送りたいですね。

平成23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成22年12月末現在)に関する調査について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2011年02月22日 21:00


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