●海底の宝石「サンゴ」を知ろう 国立科学博物館の企画展「宝石サンゴ展」 (2011年01月28日)
3月の誕生石を知っていますか?白や桃色が可憐で美しい、サンゴです。でもサンゴは「石」ではなく、たくさんのサンゴ虫が集まってできた群体、つまり「動物」なんですね。アクセサリーなどに使われるサンゴは「宝石サンゴ」に分類されるもので、アカサンゴ、モモイロサンゴ、シロサンゴなどの種類があるんですよ。
上野の国立科学博物館では、3月19日(土)から5月29日(日)までの期間、企画展「宝石サンゴ展〜深海からのおくりもの」を開催します。会場は国立科学博物館の地球館地下1階にある特別展示室です。常設展示入館料のみで入場できます。サンゴの生態に関する研究を行っている高知大学との共催で、貴重な標本や文化史資料、ジュエリー作品などによって、「深海からの贈り物」サンゴについて紹介します。
宝石サンゴの歴史は長く、紀元前から宝飾品として、東洋・西洋ともに珍重されてきました。しかし全てのサンゴが磨けば美しくなるのかと言えばそうではなく、「宝石になったサンゴ」と「宝石にならないサンゴ」に分けられるのです。
今回の企画展で紹介されるのは「宝石になったサンゴ」ですが、「宝石にならないサンゴ」とはどういったところが違うのか、そして、どうして人は「宝石サンゴ」に宝石としての価値を見出したのか、といった、宝石サンゴについて様々な側面からアプローチしていきます。企画展の目玉のひとつとして、国立科学博物館で所蔵している、幅120cm、高さ80cmの大きなモモイロサンゴの標本も展示されるそうですよ。
サンゴは、最近では海水温の上昇などから白化して、死滅してしまうことが危ぶまれるなどの問題が話題になっていました。また宝石サンゴは世界中で宝石として価値があるものなので、乱獲の問題もあるそうです。海でも陸でも、その美しさで私たちを楽しませてくれるサンゴについて、企画展を通してもっと知ってみませんか。
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投稿者 kksblog : 2011年01月28日 12:20