●「我が子は学校に恵まれていた」と考える保護者が8割以上 ベネッセ調査 (2011年01月18日)
株式会社ベネッセコーポレーションでは、同社の運営する教育情報サイトを利用する中学生から大学生の保護者を対象に「子どもが学校に恵まれていたか」というアンケート調査を行いました。その結果、8割以上の保護者が「我が子は学校に恵まれていた」と回答していたことが分かりました。
回答の選択肢とその割合は「とても恵まれていた」16.0%、「まあ恵まれていた」66.7%、「あまり恵まれていない」15.9%、「まったく恵まれていない」1.4%という結果になっています。多数の保護者が「我が子は学校に恵まれていた」と感じているのは喜ばしいことですが、一方で「まったく恵まれていない」と答えている人も一定数いることが気にかかります。
保護者が「学校に恵まれていた」「恵まれていなかった」となぜ感じたのか、自由記述でさまざまな理由が寄せられています。「恵まれていた」と感じる理由としては、ある特定の先生に対して子どもが信頼感を寄せていた、良い指導を受けることができた、また保護者自身が良い関係を築けた、というもの、また学校全体で良い雰囲気だった、担任だけでなく校長や養護教諭に良くしてもらった、などがありました。中には「特に大きなトラブルがなかった」という、やや消極的な理由もありました。
逆に「恵まれていなかった」と感じる理由は、先生達に熱心さや誠意が感じられなかった、指導に物足りなさ、不満を感じるというものが多いようです。いじめや学級崩壊があり、PTAから働きかけを行っているのに学校側の対応に誠意を感じられない、毎年学年主任の先生が変わり、その都度教育方針にブレが生じたなど、先生個人というより学年・学校に対する不満が多くなっています。子どもは友達もいて楽しそうだったが、保護者としては先生に不満があった、という回答もありました。
学校や先生に対し、何をして「恵まれた」「恵まれなかった」と感じるかは子ども・保護者それぞれに尺度があるでしょう。「この学校でよかった」と思えるためには、保護者も学校に任せつつ不満を抱えるのではなく、学校からも、保護者からも、お互いの求めるものを伝えあっていくことが大切ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年01月18日 16:15