●新成人の7割以上、大人として自信なし 大人になるのは「大変」で「損」? (2011年01月13日)
セゾン自動車火災保険株式会社にて、今年成人式を迎える新成人と20代~60代の成人、600人を対象とした「おとなの“損得”論意識と実態」調査結果の発表がおこなわれました。
今年の1月に成人式を迎える新成人に「おとなとしての自信」を聞くと、7割以上が「自信がない」と回答。結果は、男女に差があり、新成人男性の64%が「自信がない」と答えているのに対し、女性は20%多い、84%という結果になりました。
新成人に「おとなと言える年齢」を、成人に「おとなだと自信を持てた(持てる)年齢」を聞いてみると、そこには15歳の差が見られました。また成人は、年齢が高くなればなるほど自信がつく傾向にあります。
新成人と20代の考える「おとな年齢」はどちらも20代ですが、30代以降で高くなり、40代・50代はどちらも39.5歳。そして60代の考える「おとな年齢」は、新成人と比較し、20歳以上の差がでる結果となりました。
新成人には、一般的に「おとなであることは得か、損か」、成人には、「あなた自身が今おとなとしての得を感じているか」という質問内容で、各世代の「おとなの損得スケール」を調べてみました。
結果は、新成人の66%が「おとなは損する」と認識。成人の20~30代で「損している」は減少していくものの「得している」が過半数には至らず、「得している」が過半数を超えるのは40代以降となっています。
具体的に「おとな損」「おとな得」について調べてみると、新成人や20~30代は「目上の人へのストレス」「規則による拘束」など、社会生活でのストレスや義務に対して「おとな損」を感じています。しかし40代以降では多くの項目が減少していました。
一方、「おとな得」に関しては、20~30代は、「ショッピング」や「住まい」など、毎日の生活の中に「おとな得」を感じているのに対し、40代以降は、「知識」「趣味」「旅行」など、心の満足を得ることに「おとな得」を感じていることがわかりました。
世代や男女間では意識や実態に差があるようです。おとなになりきれない成人が増えていると言われていますが、各個人の意識の問題なのかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2011年01月13日 00:11