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減り続ける日本人留学生、一方で増える外国人留学生  (2011年01月05日)

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文部科学省は、平成22年12月22日付で「日本人の海外留学者数」についてと、平成22年度外国人留学生在籍状況調査についてを発表しています。

これによるとOECDの統計による2008年の日本人留学生数は66,833人であり、前年比-11%という数字です。
<留学先及び人数(前年比率)>
NO1.アメリカ合衆国 29,264人 (-13.9%)
NO2.中国 16,733人 (-10.2%)
NO3.イギリス 4,465人 (-21.7%)
NO4.オーストラリア 2,974人 (-8.5%)
NO5.ドイツ 2,234人 (-6.3%)

一方日本に留学する外国人学生は、2010年5月1日現在141,774人であり、前年比+6.8%となりました。
<出身国及び人数 (前年比)>
NO1.中国 86,173人 (+9.0%)
NO2.韓国 20,202人 (+3.0%)
NO3.台湾 5,297人 (-0.7%)
NO4.ベトナム 3,597人 (+12.4%)
NO5.マレーシア 2,465人 (+2.9%)

日本人の学生の海外留学が減っているといわれ続けていますが、国際社会を生き抜くために、国際感覚を身につけ多くを見聞し、学ぶ経験を持って社会にでてほしいものです。日本人の留学整数だけとってみると、10年前の数値に戻っています。

厳しい経済状況の中、海外留学の費用の捻出が厳しいこと、就職氷河期の中、海外では就職活動に支障がきたすという理由もあってか、どんどん減少しています。

国の政策としては、より多くの専門分野、より多くの地域への留学生を派遣し、たくさんの国々からの留学生を受け入れ、よりグローバル社会の中核を担いたいとしています。

残念ながら国の政策と実態はかけ離れ、留学する日本人は減りまた留学先も欧米が多く、また受け入れる留学生はアジア圏が圧倒的です。

厳しい時代を生き抜くことになる世代の若者たちに、どんどん海外にでて、世界と対等に向き合って交渉できるだけの強い力を身につけて欲しいものです。

「日本人の海外留学者数」について:文部科学省
平成22年度外国人留学生在籍状況調査について-留学生受入れの概況-JASS



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投稿者 kksblog : 2011年01月05日 15:03


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