教育家庭新聞社
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「タコ神社」のご神体はもちろんタコなのですが、なんと56本足と85本足という、多足ダコの標本です。ご神体は、「合格」につながる「五角形」の水槽に鎮座しています。神社入り口には高さ2.2メートルの大鳥居を備え、なかなか本格的なたたずまいです。

水槽の前には、15個のタコツボが置かれています。これらは実際に漁に使われているもので、願い事を書いた札を入れておくと「たくさんの吸盤で願い事をピタッと吸いつける」のだそうです。たしかにご神体はそれぞれ56本、85本の足があり、そこに付いている吸盤の数といったら…さぞかし、たくさんの願いを一度にかなえてくれそうですね。

1月5日には、たこつぼ漁が盛んな答志島（とうしじま）の美多羅志（みたらし）神社の宮司さんがタコ神社に来られて、合格祈願のご祈祷をしています。ご神体の多足ダコは、この答志島で捕れたものなんですよ。96本は記録のあるタコの中では最多だそうです。

試験前は一分一秒でも惜しい、と頑張っている受験生にこそ、直前にふっと息抜きが必要ではないでしょうか。多足ダコにびっくりして、願い事をタコツボに託せば、肩の力も抜けそうですね。

合格祈願 タコ神社：鳥羽水族館
「置くとパス」に合格祈る…鳥羽水族館に「タコ神社」