●デジタル教科書、2015年度までに「全小中学生に情報端末を配布」が目標 (2010年12月20日)
デジタル教科書教材協議会は、学校教育におけるデジタル教科書教材の普及に向けた計画を示す「DiTTアクションプラン」をとりまとめたことを明らかにしました。
同プランでは、「2020年度までにデジタル教科書を普及達成とする政府目標」に対し、昨今の海外、特にアジア諸国における急速な取り組みと、日本の低迷する国際競争力などの状況を鑑みた社会的要請を受けて、それを5年前倒しにした「2015年度までの普及」を民間による目標と定めています。
このプランに欠かせないのは、2015年度までの基本となる3つの目標です。一つは、「全小中学生に情報端末を配布」すること、次に「全教科のデジタル教材を開発」すること、最後に「全授業のうち約3割での利用」することが掲げられています。
デジタル教育を通じて目指す将来の国家目標には、「創造力」「コミュニケーション力」「学力」の3指標で世界一位を目指すことが挙げられました。
また、デジタル教科書教材が対象とする市場規模は約4兆円であり、2010年度内に第一次、2011年度に第二次標準ガイドラインが策定される予定となっています。
さらに、2010年度内に「DiTTビジョン」を策定し、2011年度からは新しいデジタル教材、アプリケーション、学習環境を開発。2011年度から国と連携して学校や課外WSでの実証実験を行うこと、これらを踏まえて制度、予算、標準ガイドラインなどの政策への反映を図ることが目標となっています。
なお、デジタル教科書教材協議会(略称:DiTT)とは、全ての小中学生が小中学生デジタル教科書教材を持つという環境を実現するため、2010年7月に設立され、教科書会社はじめ、出版社、放送局、ゲーム会社、端末メーカー、広告会社、シンクタンクなど110社(2010年12月時点)の団体が参加しています。
これからも次々と、具体的な指針や目標などが掲げられていきそうです。子どもたちにとって一番良い環境を早く整えてあげられるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年12月20日 19:05