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2010年12月21日、東の空に上ってくる月はどんな形? 皆既月食 (2010年12月10日)

gesshoku_101109.jpg2010年12月21日は、日本でおよそ3年ぶりに皆既月食が見られます。東日本では皆既食の直前に月の出、西日本では皆既食の最大前後に月の出です。冬至の前日なので日暮れは早いですが、東の低い位置にある月を観察することになります。

今回の皆既月食について、国立天文台では「皆既月食を観察しよう」キャンペーンを行っています。月食がどのように見えたかを観察して、全国から報告する、というものです。月食とはどのような現象か、各地からの見え方、観察のコツなどはアストロアーツのホームページにも、詳しく分かりやすく書かれています。

月食の進行は、欠け始めが15時32.3分、皆既食の始めが16時40.4分、皆既食の最大が17時16.9分、皆既食の終わりが17時53.6分となっています。この時刻はどこでも同じですが、月の出・日没・薄明(西の空が薄明るい時のこと)の終わりは地域によって異なります。札幌では月の出が15時54分で日没が16時04分ですが、東京では月の出が16時25分、日没が16時32分、福岡では月の出17時10分、日没は17時15分です。福岡では月の出の時には、すでに皆既食になってしまっていますね。東京でも8割方欠けた状態で出てくるようです。

皆既月食中の月は、真っ黒ではなく赤黒い色で、よく「赤銅色」と表現されます。10円玉のような色でしょうか。しかし毎回同じ色ではなく、大気中のチリの量などによって月食の度に違う色になるそうです。この度はどのようなり色になるのか、それも楽しみですね。

月食をじっくり楽しみたい人は、双眼鏡を使ってみるのがオススメです。肉眼では確認できない、微妙な色の変化を見ることができるようです。また月食の様子を写真に撮るのもいいですね。半影による食は肉眼では分かりませんが、写真で取ったものなら違いが分かるそうです。カメラは立派なものでなくとも一般的なコンパクトデジカメで大丈夫、「遠景モード」があればなおよし、だそうです。夕方の時間、親子で東の空を観察するのもいいですね。

国立天文台「皆既月食を観察しよう」
アストロアーツ「皆既月食特集」



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投稿者 kksblog : 2010年12月10日 00:07


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