●地方学生は一都三県の学生に比べ、就活にハンデを感じている (2010年11月30日)
大学生の就職難が社会問題となっていますね。特に地方大学生には厳しい状況が続いています。そこで、就職情報サイト『就活ライブチャンネル2012』を運営するソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が、一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外に住み、一都三県に本社がある企業へ就職活動をおこなった大学4年生に対し、遠距離就活に関する調査を実施しました。
調査結果によると、地方学生の就職決定率は56.2%、就職活動費は平均12万2千円で、一都三県の学生と比べてハンデを感じていた学生が9割超であることがわかりました。
地方学生の就職決定率は、地方企業希望者で57.8%、一都三県企業希望者で53.6%と6割を切っていることから、今年も就職活動の厳しい現実が浮き彫りとなっています。地方学生が一都三県企業への就職活動で困るのは、交通費、移動時間、土地勘がないことなど。交通費は、居住地域別にみると、最も安い北関東でも9万9千円、中国・四国・九州・沖縄地方では15万円と最も高い費用がかかっています。宿泊については、日帰りが6割超で最も多いものの、ホテル以外にはネットカフェに泊まる学生も1割超います。
一都三県の学生と比べて感じたハンデは、1位「活動時間」、2位「情報量」、3位「経済面」と回答しており、そのほかに「精神的になんとなく」という学生も3割ほどいます。
最近では、インターネットの動画を活用して採用活動を行なっている企業もあります。インターネット会社説明会、ウェブカメラを使った面接などは、学生側の関心やニーズもきわめて高いことがわかりますが、導入企業はまだまだ不足しているようです。
インターネットで情報を平等に得ることができ、受けることができても、そういった体制の整った会社はやはり大手企業中心であり、結局就職活動をする学生にも大手志向ばかりが増えることにならないでしょうか。しかし地方学生に不利な状況がなくなるような経済状況、就活体制に変わっていくことが望まれますね。
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投稿者 kksblog : 2010年11月30日 14:39