KKSブログ: 実物投影機のシステムアップ、ワイヤレス・ペンタブレット「かけるもん」発売

●実物投影機のシステムアップ、ワイヤレス・ペンタブレット「かけるもん」発売 (2010年11月30日)

株式会社エルモ社は、学校や教育機関向けにワイヤレス・ペンタブレット（愛称：「かけるもん」、製品名：CRA-1）を発売しました。

「かけるもん」（CRA-1）は、デジタルテレビやプロジェクタに拡大提示された書画カメラ（実物投影機）やパソコンの画像に書き込みを行うためのツールで、電子ペンとA４サイズ相当の電子パッドで構成されています。ワイヤレス機能の搭載により、教室内を自由に移動しながら拡大提示画面への書き込みや、パソコン操作を行うことが可能です。

日本では、２００９年度の「スクールニューディール」政策により、教室に導入された約２０万台のデジタルテレビに実物投影機を接続することで、毎時間の授業でデジタルテレビが活用できることが注目され、「スクールニューディール」政策終了後も引き続き、小中学校を中心に各教室への実物投影機の整備が進んでいます。

そうした中、「デジタルテレビやプロジェクタで拡大提示した画像に書き込みをして指導したい。」という教員の要望が高まりつつあります。また、「電子黒板は予算的なハードルが高く、全教室への整備は難しい。」という教育委員会の悩みも多く聞かれ、このような実情に応えて、実物投影機のシステムアップ製品として、同製品を開発したそうです。

専用のソフトウエア（Image Mate Accentc）は、[書き込み]機能のほか、[映像（静止画・動画）と音声の保存や再生]、[長時間間欠録画・コマ撮り録画]機能や、ホワイトボード、五線譜などの[テンプレート]、各種[スタンプ]（時計や数字のイラスト）などを搭載しており、教員がオリジナル教材を作成したり、電子黒板の代替的な使用もできるよう設計されています。

これまでエルモ社の実物投影機が、小中学校の教員や児童に「みエルモん」の愛称で親しまれてきたため、今般の新製品ワイヤレス・ペンタブレットの愛称は「かけるもん」となっています。

興味があれば、もっと詳しい情報を集めて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

実物投映機のシステムアップ製品ワイヤレス・ペンタブレット「かけるもん」発売：エルモソリューション販売