●中学生・高校生の平均読書冊数は微増、高校生の不読者の割合は減少 (2010年11月26日)
全国学校図書館協議会は、毎日新聞社と共同で、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況について「第56回読書調査」の調査結果をまとめました。
2010年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は10.0冊、中学生は4.2冊、高校生は1.9冊になっています。昨年度に比べ、中学生・高校生では微増、小学生では2年前にはおよばなかったものの二桁となり、あいかわらず高い数値を示しています。
この調査では、5月1か月間に読んだ本が0冊の生徒を「不読者」と呼んでいます。今回の調査の結果では、不読者の割合は、小学生は6.2%、中学生は12.7%、高校生は44.3%となっています。昨年度と比べ、小学生は微増、中学生はさほど変わらず、高校生では2.7ポイントの減少となりました。
また、全国学校図書館協議会は、全国の学校図書館関係者の協力のもと「2010年度学校図書館調査」の結果も公表しています。
2010年の平均蔵書冊数は、小学校では8,560冊、中学校では11,106冊、高等学校では23,689冊になります。蔵書冊数は、小学校・中学校・高等学校すべての校種で増加となりました。児童生徒1人当たりの蔵書冊数は、各校種とも昨年より若干増加しました。
2009年度決算の図書購入費は、小学校52.6万円、中学校は80.9万円、高等学校は82.5万円となっています。
子どもたちの読書離れが進まないように、学校や家庭でも“本を読む”ことの楽しさや素晴らしさを伝えていけるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年11月26日 18:09