●大学入学に向けての費用は切り詰め傾向~全国大学生活協同組合連合会 (2010年11月16日)
近年の不況下では、子どもの学費捻出は厳しい状況が続いています。全国大学生活協同組合連合会は、その実態を把握するために、国公立・私立の4年制大学および短期大学に入学した新入生の保護者を対象に調査を実施しました。その結果、入学時の費用も切り詰め傾向であることが明確になりました。
調査は、新入生が入学までにかかる費用、具体的なスケジュール、住まい探しや商品購入の際の意識など、その実態を把握し、次年度提案の基礎データをすることを目的としています。
入学までにかかった費用は、出願、受験にかかる費用、入学した大学への納付金、入学手続きのための費用、入学式出席のための費用、教材購入費用、住まいに関する費用など。自宅生でも国公立文科系で106万2,900円、国公立理工系で109万8,900円、私立文科系で126万8,000円、私立理工系で126万8,000円かかります。それが下宿生になると、国公立文科系で185万7,400円、国公立理工系で181万9,500円、私立文科系で209万3,800円、私立理工系で234万8,800円かかります。これは、住まい探しや新生活用品の費用の差によるものが大きいようです。なお、これらの費用は一昨年に比べて減少傾向であることから、切り詰めていることがうかがわれます。
受験から入学までの間で困ったことや悩んだことの中には、「受験・入学のための費用準備」と3人に一人は回答。これは2年間で3.5ポイント増えています。また、大学生活が始まってからも、「就職や将来のこと」を心配する一方で、「生活面や経済面のこと」も2割以上心配しています。
来年以降受験される家庭に向けての記述欄でも、とにかくお金がかかること、予想外の出費があることなど、お金にかかる懸念事項は多く書かれています。将来に向けて希望あふれるはずの入学前も、お金のことや就職のことなど、心配が尽きないのが現状。このような調査結果を保護者は参考にし、そして何か支援してくれる活動などがあるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年11月16日 23:03