●中学体育で武道とダンスが必修化、実践事例を紹介~文部科学省 (2010年11月06日)
中学校学習指導要領の改訂により、中学校保健体育科では、「武道」と「ダンス」が必修になりました。そこで、円滑な実施を図るために、「武道」「ダンス」の指導を充実する必要があります。文部科学省ではその一環として、調査研究の委託事業「中学校武道必修化に向けた地域連携指導実践校」を実施し、その事例報告集を公表しました。
学習指導要領の体育・保健体育科における改善の考え方として、「生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現することを重視し改善を図る。」ことが示されたことを踏まえ、学習指導要領の改訂を行なわれました。「武道」と「ダンス」は、これまで第1学年・第2学年で選択必修でしたが、これらのほかに「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「体育理論」のすべてを必修とし、第3学年からは領域選択を開始することになりました。
報告集の中では、武道の実践事例としては、柔道、剣道、相撲、なぎなたが、ダンスの実践事例としては、創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンスに取り組んだ中学校が紹介されています。
武道を履修することは、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。」と規定された改正教育基本法の教育の目標を実現することにおいても有効であるとも考えられています。しかし、武道必修化には施設設備や教員研修を支援することが必要になります。事例集に掲載された地域の指導者や団体との連携などの実践事例を参考に、健康・安全に配慮した上で「武道」や「ダンス」の指導の充実を図ることが求められます。
武道で礼儀や集中力を養うことや、ダンスで仲間と関わり主体的に取り組むことなどの効果が期待できますね。また、幅広いスポーツを経験できるのもいいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年11月06日 12:26