●天体発見への情熱を語る「新天体ハンター」板垣公一氏の講演会開催 (2010年11月05日)
山形市在住の板垣公一氏。一見普通の「おやじ」ですが、肩書は株式会社「豆の板垣」代表取締役社長、山形大学名誉博士。そして、超新星発見数の国内最多記録を持ち、数多くの新星を発見した、世界的に知られる「新天体ハンター」でもあります。
板垣公一氏の講演会「豆屋のおやじ NASAを動かす」が、宮城県大崎市の大崎生涯学習センター(パレットおおさき)のプラネタリウム館にて開催されます。板垣さんの天体発見への思いや情熱、日々の天体観測の様子、これまで発見してきた天体との出会いやその姿などを語り、紹介してもらえます。
日時は平成22年11月27日(土)15時30分から、参加無料ですが、定員150名で事前に参加申込が必要です。会場の大崎生涯学習センターに直接電話申し込み、またはメールでも申し込めます。またこの講演会に併せて「板垣公一さん超新星写真展」も準備されています。
板垣さんが新天体ハンターとなったきっかけは、コメットハンターとして知られる池谷薫氏が「池谷彗星」を発見したことに刺激を受け、自身も彗星捜索を始めたことだそうです。超新星の捜索を本格的に始めたのは2000年頃で、2010年9月2日現在、65個の超新星を発見し、日本の超新星発見最多記録を更新中です。
山形市蔵王と栃木県高根沢町に私設天文台を設置しており、超新星だけでなく、彗星、小惑星、新変光星など、さまざまな新天体を発見してきました。冬の山形は天候が悪い日が多いので、栃木県にも天文台を設置したのだそうですまた2006年に発見した超新星は、その2年前に板垣さん自身が発見した増光天体と同じ天体であることが明らかになりました。一つの天体が二度の異なる爆発を起こす、という実例を発見したのは世界初であり、世界的に高い評価を得るとともに、功績をたたえて山形大学より名誉博士号を授与されました。
会社社長でありながら、天文界の第一線で活躍する天文家でもある板垣さんに、天文の楽しさ、面白さを直接聞かせてもらえる貴重なチャンスです。天文好きな人、学校で星について習った、という子も、ぜひ足を運んでみませんか。
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投稿者 kksblog : 2010年11月05日 11:16