●自然体験は少なく、生活習慣は身についている子どもが増加 (2010年10月20日)
国立青少年教育振興機構が、『青少年の体験活動等と自立に関する実態調査』を実施し、調査結果を公表しました。
この調査は、青少年の自然体験、生活体験・習慣の実態や自立に関する意識等についての全国規模の調査で、平成18年度から行なわれています。平成21年度は、青少年の体験等の実態の経年変化を捉えることも併せて調査。調査結果は、青少年教育関係者が実施する事業の企画立案、運営等にかかわる基礎資料になります。
今回の調査によると、約10年前に比べて、自然体験をしたことがある小中学生が減少傾向であること、基本的な生活習慣が身についている小中学生が増加傾向であることなどが明らかになりました。
「昆虫をつかまえたことがある」、「海や川で泳いだことがある」といった自然体験をしたことがある小中学生が減少している一方で、「靴をみがく」、「買い物のお手伝いをする」といったお手伝いをする小中学生は増加。また、「自分の寝具の整頓」、「近所や知り合いへのあいさつ」、「朝、食事をとる」といった基本的な生活習慣が身に付いている小中学生も増加しています。
子どもを取り巻く環境にも変化があります。一人っ子や二人兄弟(姉妹)は約10年前に比べて増加し、祖父母と同居している者も減少傾向。核家族化が進んでいます。
このような生活体験・習慣の実態の中で、中高生の自己肯定感は、小学5年生と比べて低い比率で推移しています。「今の自分を好きだ」と答えた比率は4人に1人。しかし自分に対する意識について、すべての項目で2年前に比べて高くなっています。
自然体験、生活体験、お手伝いのそれぞれと道徳観・正義感の検討を行なったところ、頻度が高いほど道徳観・正義感のある青少年は多くなっているそうです。
子どもの頃の多くの体験が、人間形成につながる。取り巻く環境が変化しても、子どもには、自然とふれあう機会をつくる、お手伝いをさせるなど、さまざまな体験をさせてあげたいものですね。
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投稿者 kksblog : 2010年10月20日 22:14