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子どもの不慮の事故を防ぐ!「キッズデザイン」を普及促進~経済産業省 (2010年10月20日)

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経済産業省は、「キッズデザイン」に関する広報をホームページで公開しています。

キッズデザインとは、子どもたちの日常生活の中での事故を防ぐため、子どもの視点に立って、「安全・安心」や「健やかな成長・発達」を実現するよう配慮されたデザインのことです。

コンセントにものを差し込んだり、シュレッダーの溝に指をはさんだり、いすの背に体重をかけていすごと倒れたり…と、毎年、数多くの子どもの事故が、日常生活の中で発生しています。

キッズデザインが生まれた背景には、1歳~14歳の子どもの「不慮の事故」が毎年多く発生していることがあります。「不慮の事故」は、1960年代から現在まで、常に子どもの死因の第1位となっており、子どもの命や健康を阻害している最も大きな原因となっています。

子どもの事故で多いのは、「転倒・転落」「衝突」「誤飲」「はさむ」「やけど」など。また、1歳~2歳では「いす」や「階段」「テーブル・机」での事故が多く、3歳以上では「自転車」や「遊具」での事故が多くなっています。アイロンに触ってやけどをしたり、階段で転倒したり、ドアに指をはさんだり、子どもの事故では、過去の同じような事故が繰り返されているのが実情です。

事故情報を収集し、その事故の原因を分析し、そこで得られた科学的知見などの情報を消費者・メーカーと共有化して、次の事故の予防につなげるという仕組みをつくるため、経済産業省では、平成19年度から3年にわたって「安全知識循環型社会構築事業」を進めてきました。

さらに平成22年度からは、産業界が積極的かつ持続的にキッズデザインによる製品開発を進め、キッズデザイン製品市場が拡大していく体制を構築するため、業種横断的に利用できる共通基盤として、事故情報や子どもの身体特性データ、評価ツールなどを整備する「キッズデザイン製品開発支援事業」を実施しています。

「キッズデザイン」の普及促進のため、特定非営利活動法人 キッズデザイン協議会においてキッズデザインに優れた製品や取り組みなどを表彰する「キッズデザイン賞」が行われており、経済産業省も広報活動などの協力を行っています。

実際には、子どもの頭のサイズに合わせて選べるヘルメットや、炊飯中に蒸気が出ない炊飯器、倒れてもこぼれないシリコンキャップなどがキッズデザイン賞に選ばれています。

子どもの不慮の事故を防ぐためには、こういった活動がかかせません。もっと普及をさせていき、子どもにやさしい社会になっていくといいですね。

子どもの視点に立ったモノ・コトづくり 「キッズデザイン」が広がっています :政府広報オンライン



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投稿者 kksblog : 2010年10月20日 15:39


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