KKSブログ: インターンシップの実施支援や仕事の体験など　大学向け就職支援事業を強化

総合人材サービスの株式会社インテリジェンスは、大学向け就職支援事業を強化していくことを明らかにしました。

学生が適性に応じた能力開発や企業研究が行えるよう、インターンシップの実施支援や、仕事を理解・体験できる講座など、新たなプログラムを開始する予定となっています。また、各大学の課題、目的、実施条件に応じた幅広い支援策の提供もおこなわれていきます。

景気低迷により大学生の就職状況は厳しさを増しており、２０１０年３月に卒業した大学生の就職率は前年度を７．６ポイント下回る６０．８％と、調査開始以来、過去最大の減少幅を記録（文部科学省「学校基本調査」平成２２年速報値）。各大学では、就業支援体制の充実が必須となっています。

同社の新設プログラム例としては、ものづくりの仕事に携わる技術者の経験談、仕事への想いを聞く講座を実施。ものづくりの仕事で使用する安全装置や実際の作業を体験する実習を通じて仕事を疑似体験し、理解を深めます。

また、財務諸表の読み方やマーケティングなど、すべての仕事の基本となる知識の習得を目指します。また、実務への応用について、その分野の仕事に従事する社会人講師から学べるようになっています。

インターンシップ支援では、インターンシップ受入企業の開拓を行うほか、参加学生に対し、職業体験に向けた個人カウンセリングを実施し就業意識を高めます。さらに、職業体験後は、気付きをまとめ、就職活動に生かすためのフォロー研修も実施する予定となっています。

まだまだ就職氷河期は続きそうです。少しでも学生の不安が軽減されるよう、こうした取り組みは必須となっていくでしょう。

教育家庭新聞社
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