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学力によって職業観に違い、学力上位は安定、下位はチャレンジ志向 (2010年10月04日)

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NPO法人の次世代育成フォーラム・リスタが、中学生を対象に『全国中学生 学力&意識測定テスト』を実施し、結果を公表しました。

全国約2万名の中学生を対象に、国語、数学、英語の3教科の到達度テストと、中学生の職業観、未来観を調査する「みらいと自分アンケート」を実施。その分析報告によると、到達度テストの3科合計の上位からA層・B層・C層と区分して、アンケート結果との関連を探ったところ、A層の者ほど、明確な目標を持ち、安定志向であることがわかりました。

学習に対する目標設定は、A層は「はっきりした目標」、B層・C層は「人から目標を立てさせられている」傾向があります。学力伸長のためには、“明確な目標を自分で立てる”ことがカギとなるようです。

大学卒業後の進路に関しては、高学年ほど、またA層ほど「日本の企業や組織に就職する」という回答の割合が増加。さらにA層は、転職あるいは、より高いリスクの伴う起業には消極的な安定志向です。
対して起業については、低学年かつC層ほど「チャレンジしてみたい」という回答が多く、チャレンジ志向にあるようです。

そんな今の自分が好きかという問いでは、中1かつA層が「好き」と回答した割合が高く、全体では約4割の者が今の自分を「好き」「まあまあ好き」と回答しています。

そして、コミュニケーションのとり方にも学力層による違いがあります。伝えにくいことを保護者に伝えるときに、C層ほどメールや電話などの間接的な手段を選択する傾向。またブログやツイッターなどをやっている割合もC層ほど高い傾向です。

堅実に勉強して安定を求めるのも、何事にもチャレンジしてみるのも、どちらも中学生が抱く夢の実現に向けての力となるでしょう。アンケートによると、中学生全体で7割以上の生徒が「夢を持っている」と回答。学力や学年に関わらず、自分のことを好きでいられるように周囲から働きかけ、夢に向かっていくサポートをしていく体制が求められますね。


全国中学生 学力&意識測定テスト みらいと自分アンケート分析報告



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投稿者 kksblog : 2010年10月04日 16:24


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