●平成22年度国公私立大学・短大の入試状況概要 文部科学省 (2010年10月03日)
文部科学省は、平成22年度の大学等の入試に関する実施状況を取りまとめ、発表しました。これによると、大学への志願者数は国公立・私立いずれも増加し、3,743,615人の志願者で、志願倍率では6.6倍でした。昨年より志願者数が10万人弱増えていて、倍率も0.2倍増えています。
入学志願者数の学校種別では、国立大学が40万7616名で倍率は4.2倍、公立大学の受験者数は13万6151名で倍率5.7倍、私立大学の受験者数は317万9848名で倍率7.1倍でした。
(入学志願者数、受験者数、合格者数は延数です。)
またA・O入試についての統計では、過去3年間で比較してみると、公立大学の学部実施数が3学部減少しているものの、国立と私立の大学は、学校数も学部数も実施数が増え、入学者の占める割合も増えています。
国立大学では約55%の大学が、公立大学では約28%、私立大学では約81%がAO入試を実施しており、私立大学では全体の10%を超える入学者があり、過去3年間を見ても増加する傾向がみられます。
その他には、推薦入試の実施数及び入学者の増加、帰国子女入試の実施数と入学者は減少、社会人入試の実施数は増加・入学者は減少などの結果となっています。
大学では様々な入学試験方式が用意され、より質の高い学生の確保がなされています。大学進学率も50%を超え、比較的入学が容易になりつつあります。大学で何をしたいか、何を学ぶかというビジョンをしっかりと持って学生生活を過ごしてほしいものです。
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投稿者 kksblog : 2010年10月03日 14:09