●おめでとう!国際地学オリンピックで日本人選手全員がメダル獲得 (2010年10月02日)
インドネシアのジョグジャカルタで、9月19日(日)から28日(火)の期間、国際地学オリンピックが開催されました。日本からは4人の高校生が参加しましたが、全員メダルを獲得という輝かしい成績でした。
国際地学オリンピックは、高校生のための地学の国際大会です。2007年に第1回が韓国で開催されて、今年は第4回大会になります。この大会は、地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、また地学および地学教育における国際交流・協力の促進を目的としています。
受賞状況は金メダル1名、銀メダル3名で、参加国数17カ国のうち、国別順位で3位という素晴らしい結果です。出題範囲は「天文・惑星科学部門」「地質・固体地球科学部門」「気象・海洋科学部門」の3つに別れていますが、金メダルを獲得した野田和弘さんは、天文・惑星科学部門の得点が1位だったそうです。
国際地学オリンピックでは、筆記試験や実技試験の他、独特の活動として「国際協力野外調査」というものがあります。1チーム5名前後の国際混合チームで、与えられた課題に取り組みます。課題にそって現地の指定された場所を観察したり、地元住民の方々にインタビューしたりすることもあるようです。これを初対面の、しかも言葉が通じない生徒たちと仲間になるのです。
現在、来年度行われるイタリア大会のために、代表選手の応募受付をしています。募集期間は11月15日までで、平成22年12月19日に日本大会予選の1次選抜、平成23年3月24日〜26日に2次選抜が行われる予定です。また、2年後の2012年8月には、第6回国際地学オリンピックが日本のつくば市で開催される予定になっています。
今年は同様に、国際生物学オリンピックや、国際情報オリンピック等でも全員メダルを獲得するなど、高校生が国際的に活躍しているニュースが多く聞かれています。メダルだけが全てではありませんが、やはり結果が目に見えるというのはうれしいものですね。
国際地学オリンピック参加生徒の成績について:文部科学省
第4回国際地学オリンピック:NPO法人地学オリンピック日本委員会
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投稿者 kksblog : 2010年10月02日 06:21