●同志社大の授業から生まれた3D写真カメラ「3D ShotCam」 (2010年10月22日)
テレビや映画で、3Dが注目を集めていますね。迫力のアクションシーンや、憧れの役者さんがスクリーンから飛び出してくるような感覚は、とてもわくわくさせてくれます。そんな中、今度は3D写真が撮影できるデジタルカメラ「3D ShotCam(スリーディーショットカム)を、株式会社タカラトミーが2011年春から全国で発売します。
「3D ShotCam」にはカメラ本体と、専用レンズ付きビューアー2枚が付いています。撮影された画像は、1枚の紙に左右2枚が自動的にレイアウトされます。またビューアーはカメラと同じくらいの大きさの箱状で、この内側に写真をセットして、ビューアーのレンズからのぞくと、写真が立体的に見えるのです。
この3D写真には、人間の目は左右でそれぞれ違う景色を見ているということを利用しています。左右の目の感覚分開けた2津のレンズで、「右目で見た景色」と「左目で見た景色」を一度に撮影し、これをビューアーで見ると、実際に目でその景色を見ているような立体感が生まれるのです。撮影画像はプリンターや写真店などでL版に出力し、ビューアーのサイズに合わせて上下をカットして使います。
この商品は、同志社大学のプロジェクト科目「玩具産業を通じて学ぶ学生のための『実践と自立のための玩具企画開発』」という授業の中で、学生から出された企画を実現したものです。同志社大学の行っている「プロジェクト科目」とは、座学中心の授業とは異なった、実践型・参加型の学習機会を重視した、プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)を基本とする授業科目です。講師に地域社会や企業の方々を招き、学生に生きた知恵や技術を学ばせ、実践的な問題発見・解決能力といった「総合的人間力」を養成することを目的としています。
時代のニーズや、実際に商品として成り立つのか、といったことを考え、実際にモノを作り、販売している「現場の目線」でそれを評価してもらうことは、学問だけでは得られない経験となるでしょうね。企業と大学がタイアップすることはこれまでも行われていますが、社会がより大学に入り込んで自分たちのスキルを学生たちに伝えることは、素晴らしい人材育成につながるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2010年10月22日 09:41