●「科学技術」は未来の種! 「宙博(ソラハク)2010」科学技術館で開催 (2010年10月20日)
10月29日(金)から31日(日)の3日間、「宙博(ソラハク)2010」が、東京の北の丸公園内にある、科学技術館で開催されます。親子でいっしょに楽しめるワークショップやキッズプログラム、各分野の専門家や文化人によるセミナー・ディスカッションなど、さまざまなイベントが催されます。
宙博のほとんどのイベントはチケットで入場してからの当日受付となっています。10月30日には、今年4月にISSへ補給などのミッションに参加した山崎直子宇宙飛行士の講演が行われます。こちらは電子メールによる事前申し込み制となっています。宙博チケットは、プレイガイドなどで発売中です。
「宙博」は「宇宙・天文」と「環境エネルギー」という異なる2つの分野を融合させています。一見関わりがなさそうですが、宇宙からの視点を持つことで地球の姿が見えてきたり、宇宙・天文分野の研究が私たちの暮らしに役立つ技術に転用されたりと、実はとても密接に関わっているのです。
宙博の「人類は宙(そら)にふれて進化する」のキャッチフレーズのとおり、人類は「自然探求」という種から「科学技術」を発芽させ、「産業」を育ててきました。人類はその恩恵を受けて暮らしを豊かにしましたが、同時に自然環境に大きな影響を及ぼすほど肥大化したとも言えます。宙博2010では、地球の未来を守る、人類の新しい希望の「種」となる新しい科学技術にスポットを当てて紹介しています。
たとえば、人間が自力では生きていけない宇宙空間を調家・研究するための技術があります。惑星探査にローバーやロボットを使ったり、無人の探査機を飛ばしたり、ということが研究されています。惑星などの探査には、すでに「かぐや」「はやぶさ」といった探査機が活躍していますが、さらに精度を上げる、詳しく調べられるように技術開発が進められています。
宇宙の謎から身近な暮らしの中にある技術まで、「科学技術」の面白さを余すところなく実感できそうです。宙博の他にも、科学技術館には楽しい展示や実験がいっぱいですし、親子で一日「科学技術」を満喫してみてはいかがでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年10月20日 23:43