●平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について (2010年09月17日)
この調査は、文部科学省が、児童生徒の問題行動等について今後の生徒指導施策推進の参考とするため、毎年実施しているものです。このたび、平成21年度の調査結果がまとまり、公表されています。
調査項目は以下のようになっています。
国公私立・小中高等学校での暴力行為の状況、国公私立・小中高等学校、特別支援学校でのいじめの状況、公立・小中学校での出席停止の状況、国公私立・高等学校での高等学校不登校の状況、国公私立・高等学校での中途退学等の状況、国公私立・小中高等学校での自殺の状況、都道府県、政令指定都市、市町村・教育委員会での教育相談の状況、その他です。
なお、小中学校不登校の状況についても、8月5日より、すでに公表されています。
調査結果の主な特徴としては、まず、小・中・高等学校における暴力行為の発生件数が増加したことです。今年度は、前年度の6万件よりも1千件増加した6万1千件となっており、小・中学校においては、過去最高の件数に上ったことになります。
また、一方で、高等学校における不登校生徒数は、約5万2千人と、前年度より約1千人減少し、不登校生徒の割合も1.55%と、前年度の1.58%に比べ減少しています。そして、高等学校における中途退学者数も、前年度の6万6千人に比べ、今年度は5万7千人と、9千人減少しています。
しかし、小・中・高等学校において自殺した児童生徒は、165人いました。
先行きが不安な時代だけに、強い精神力でしっかりと生きていく力が、大人だけでなく今の子ども達にも、必要かもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年09月17日 14:12