KKSブログ: 札幌を中心とした正距方位図法で制作　北海道中心の日本全域地図が完成

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●札幌を中心とした正距方位図法で制作　北海道中心の日本全域地図が完成 (2010年09月14日)

立命館慶祥中学校・高等学校の教論である加藤敦史氏により、北海道を中心とした日本全図が制作されました。

この地図は札幌を中心とした正距方位図法で、日本のすべての範囲を図示しています。札幌からの距離と方位が正しく表現されており、北海道を図のほぼ中心に置き、方位を約１１０度回転させています。

北海道大学スラブ研究センターの協力を得て、オホーツク海、千島、サハリン (樺太)の主要地名も記載されています。オホーツク海全域、千島全域、サハリンがひと目でわかる初めての日本全図となっています。

加藤氏はもともと愛知県出身ですが、その後生活の場を自分の意思で関西、関東、英国、そして現在の札幌と移動。とくに、６年間の英国滞在において、日本人やイートン校と公立学校の生徒のような階級の違いによる英国人の地理的認知調査の結果に興味を持ち、さらにイギリスではオリジナルの地図が作れることに驚いた記憶があるそうです。

国土地理院発行の日本地図は、２００５年３月まで、日本全領域が自然位置で１枚の紙に表示されているものはありませんでした。高等学校で使用する主な地図帳も同様に、日本全領域とオホーツク海全域が表示されているものがなかったことが、今回の地図制作につながっています。

高校生をはじめ子どもたちには、日本とその周辺の情報が間違いなく記載されている正しい地図を与えてあげ、楽しく地理を学んでいきたいですね。

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