●天文学者がきみの学校にやって来る!国立天文台「ふれあい天文学」 (2010年09月14日)
子どもたちの科学への興味を引き出すには、どうすればいいのでしょう。指導する大人が科学の知識を持ち、また子どもたちが楽しく学べるよう導くためには、自分が率先して科学を楽しめなければ難しいかもしれません。
国立天文台では、全国の小学校・中学校を対象に天文学者を届ける、「ふれあい天文学」を実施します。国立天文台の天文学者が出前授業を行うのです。日頃会う機会のない天文学者に会い、直接授業を受けることにより、子どもたちが天文学に親しみ、興味を持つことがねらいです。
内容は、天文学に関わる授業と質問で、35分から70分程度を予定しています。理科の授業や、校内のイベントなど、いろいろな企画が考えられます。子どもたちだけでなく、先生たちもいろいろと質問したくなるのではないでしょうか。また、めったにない貴重な機会ですので、可能なら保護者の参加を募ってもいいかもしれません。
募集対象は全国の小学校4年生以上、または中学校で、応募締め切りは9月30日、「ふれあい天文学」案内ページにある応募用紙(WordまたはPDF形式)に記入の上、郵送で応募します。実施期間は2010年10月20日から2011年2月20日を予定しています。募集する学校数は約50校で、応募が多数の場合は日程・地域などを考慮して選考されます。
このプロジェクトは、国立天文台天文学振興募金事業の一環として行われるので、応募する学校が負担する謝礼金や交通費などは一切なく、無料で実施されます。国立天文台から遠い地域にある学校でも、安心して申込ができますね。
専門的に研究を行っている研究者による授業を受けることは、子どもたちに「すごい人に教えてもらっている」という感激をまず与えることでしょう。たとえ授業のときは質問ができなくても、後日本を読んで調べたり、関連するニュースを目にしたりすることで、さらに興味が広がるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年09月14日 07:53