●体育祭・運動会のケガに注意!日本スポーツ振興センターの災害共済給付データ (2010年09月10日)
秋の運動会シーズン到来です。学校からは普段よりますます、元気の良い子どもたちの声が聞こえていますね。でも熱が入りすぎて、思わぬ事故やケガが生じないよう注意しなくてはいけません。特に暑さが続いている今年の9月は、熱中症も心配です。
日本スポーツ振興センターの「学校安全Web」では、体育祭・運動会に関連するけがのデータを公表しました。これは平成21年度の災害共済給付データより、体育祭・運動会の統計を収集し、「競技種目別」「負傷の種類別」「被災時間別」の3種類に分けて集計を行ったものです。
競技別では、小学校では「競技外」のケガが最も多く、その他には短距離走、騎馬戦が目立っています。競技外のケガとは、昼食の時間や、自分が競技にあたっていないときに起こったものです。事例として、昼食時に雲梯で遊んでいたときに転落して骨折、競技のために移動する際に転んで足首をひねった、などといったことが紹介されています。中学校・高等学校で最も多かったのは「リレー」、次に多かったのが「騎馬戦」です。これらは全国データでも、支所別のデータでも同じ傾向でした。
ケガの種類別では「挫傷・打撲」が学校の種別に関わらず、最も多くなっています。次いで「骨折」、その次に「ねんざ」と続きますが、こちらも小・中・高とも同じでした。そして「挫傷・打撲」、「骨折」、「ねんざ」を合わせた割合はいずれの学校でも75%を超え、また地域差もなく全国的な傾向のようです。
被災時間は、学校の種別、地域による差はなく、いずれも10時から11時と、14時に多く発生しています。グラフでは真ん中、お昼の休憩時間が谷となって、大きな2つの山の形となっています。
運動会ではがんばって実力を発揮しようとしたり、普段ではやらないような競技に挑戦したりすることが多々あります。子どもたちが努力する姿は見ていてすがすがしいものですが、ケガをしてしまうとその努力も苦い物になってしまいます。周りの大人も、また子どもたち自身も気をつけるようにしたいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年09月10日 15:26